妻は38歳のときうつ病になってしまい、夜も眠れない日々が続きました。

発症してからもう10年以上経ちます。今ではほぼ完治して日常生活は全く正常です。

ただ、妻は一番深刻な時期がトラウマのようになっていて、薬を止めることを怖がります。

担当医も無理に薬を止めなくても安心できるまで続けましょうとごく軽い薬を処方してくれています。

ここでは妻がうつ病になって眠れなくなった体験をご紹介します。

同じようなうつ病に悩むあなたに少しでも参考になってお役に立てれば幸いです。

1.妻がうつ病になった理由とは?

妻のうつ病のきっかけは家庭問題のストレスでした。

私たちの娘が小学校5年生になったとき、私の実家で母と同居する話が持ち上がりました。

当時実家には母が一人で暮らしていました。数年前に父ががんで他界し、一人暮らしになっていたのです。

私たちが住んでいたマンションから母の実家までは車でわずか5分足らずの距離でした。

しかも実家のすぐ隣のアパートに姉夫婦が住んでいました。何かと母の身の周りの世話をしてくれていたのです。

孫も3人いて母はとても可愛がっていました。

そんな環境にあったので、急いで私たちが母と同居する必要はなかったのです。

でも、娘が小学校を卒業し、中学に入るタイミングは引っ越しするにはちょうどいいタイミングでした。

車でたった5分の距離なのですが、私たちの住んでいたマンションと実家では中学の校区が変わるのです。

つまり途中でひっこせば転校となります。

かといって中学卒業まで待てばあと4年先になります。

母は強く同居を望んでいたし、マンションの家賃も大きな負担になっていました。

それで私はマンションを引き払って実家に戻ることを妻に提案したのでした。

元々、関西から地元の九州に戻ってきたとき、妻とは娘が中学生になったら実家で同居しようと話していました。

私にしてみればいよいよその時期が近づいたとの思いから、娘が小学校5年になったので改めて同居の話を切り出したのです。

妻は最初同居の話に同意していました。いえ、最後まで同居は嫌だとは言いませんでした。

ただ、結果的にうつ病になってしまい私はすぐに実家に戻ることを中止しました。

同居が妻には精神的な負担になっていると感じたからです。

きっと私の姉夫婦が隣に住んでいるのもまた負担だったのでしょう。

2.妻の異変

妻の様子が変だと気付いたのは夜に眠れなくなったことからでした。

妻は新婚当時に自律神経失調症から不眠状態となり、うつの症状を経験しています。私は13年前の苦い記憶を思い出しました。

あの時は妻にとっては初めての関西であり親兄弟、親戚も友人もいない孤独な環境でした。

でも今度は地元です。妻の両親も兄弟も友人もいます。私はすぐに体調を取り戻すだろうと軽く考えていました。

同居の計画さえ中止すればすぐ元に戻ると考えていたのです。

でも、それは全く考えが甘かったのです。妻の不眠症はますますひどくなりました。

今回はすぐにうつの症状が現れました。何もやる気がせず、起きている間中ずっと疲労感を訴えます。

実家に戻って私の母と同居出来ないことを自分のせいだと責めます。

そして食事や掃除、洗濯などの家事がほとんどできなくなりました。

この段階で私は妻を心療内科に連れて行きました。病院の名前は心療内科でしたが実質は精神科のクリニックでした。

3.うつ病の治療が始まる

妻を診察してくれた先生は、とにかく休養しなさい、決して無理したり頑張ってはいけないと言いました。

その辺は私も十分心得ていたので先生の言うことは理解できました。

そして食事や洗濯、掃除などの家事を小学校5年生の娘と私で何とかやっていくことにしました。

娘はうつ病がどんなものか子供なりに理解したのでしょう。文句も言わずに妻を助けて家事をやってくれました。

そして妻には抗うつ剤と睡眠導入剤が処方されました。しかし、薬を飲んですぐに回復とはいきませんでした。

ある夜のことです。私が10時ごろマンションに帰ってくると、部屋の中が真っ暗です。

もう二人とも寝たのかなと思って中に入ってみると、真っ暗なダイニングに妻が一人椅子に座っていました。

そして憔悴しきった顔で私に言うのです。

「もう死にたい・・・・」

うつ病によくみられる「希死念慮」(きしねんりょ)です。

一般に言われる「自殺願望」とうつ病の「希死念慮」は違います。

自殺願望は客観的な自殺したい理由が存在します。借金を苦にしたり、いじめにあったり、立ち直れないほどの失恋をしたり、そうした自殺の動機があります。

一方、希死念慮にはそんな理由は存在しません。うつ病という精神の病気によって死にたい気持ちになってしまうのです。

自分は死ぬ以外に救われる道がないと思い込むようになってしまうのです。

私は翌日すぐに妻が通院している心療内科に妻を連れていきました。

妻が死にたいと口にしだしたことを告げて対処を相談したのです。

先生は薬を変えて様子を見ると言いました。そして私には出来るだけ妻といっしょにいて、一人にしないように言いました。

しかし、私には仕事があります。そうそう日中まで妻といっしょにいることは出来ません。

そこで妻のお姉さんに事情を話し、出来るだけ妻のそばにいてくれるように頼みました。

この方法は私には名案だと思われたのですが、妻には別の負担が増えたようでお姉さんが来ることを嫌がりました。

とにかくうつ状態にある妻には理屈で話を通そうとしてもなかなか難しいのです。

私はどんなことでも妻の言うことに耳を傾け、決して妻を否定することなく共感してあげることが大事だと思いました。

幸いなことに、その後妻が実際に自殺を試みたことは一度もありませんでした。

私としては決して気を緩めることはしませんでしたが、本当に発作的に自殺を図るような最悪な事態はなさそうだと安心しました。

4.やっと快復に向かう

妻のうつ病は発症してから半年、1年間は大変でした。症状はちょっと回復してはまた逆戻りを繰り返し、夜もあまり眠れないままでした。

少し強い薬を出してもらうと目が覚めてからも頭がふらふらして気分が悪いのです。

すぐに眠れて日中もふらふらしない薬と折り合いがついたのは随分時間が経過してからでした。

たぶん、2年目に入っていたと思います。家事も少しずつ出来るようになったのですが、それでも以前と同じようには出来ません。

洗濯物をたためない。掃除してもごみが残っている。食器を洗うのにえらく時間がかかる。毎日の献立を考えるのが苦痛で仕方ない。

こんな感じでした。そして妻はそんな状況にあることを自分のせいだと責めるのです。時には泣きながらそう私に言いました。

「いや、それは違う。今は病気なんだから仕方ない。出来なくて当たり前なんだから自分を責めるな。きっと出来るようになるから。」

それはもう、毎日、毎日私はそう妻に言い続けました。

こんなふうに妻のうつ病を書いているとキリがありません。

結局、妻のうつ病は丸2年ほどして落ち着きました。とにかく夜は眠れるし、日中も何とか一人で家事が出来るまでに回復しました。

妻にはもちろん、私にとっても娘の協力は大きな支えだったと思います。

そこまで回復しても1年に何度か気分が優れない時期があって、妻は1週間から2週間くらいは寝こんだままの状態になっていました。

どこかが痛いとか苦しいとかではないのですが、起きる気力が失せてしまうのです。

そんな時は私と中学生になった娘が家事をこなしました。

その後妻は少しずつ、ゆっくり回復していきました。発症から10年以上が過ぎた現在、日常生活は全く正常です。

たまに季節の変わり目などに体調が悪くて寝込むことがありますが、せいぜい数日ですぐに元気になります。

妻はそれをうつ病と関係があると言いますが、私には本当のところは分かりません。

とにかく、一時は妻が自殺してしまうのではないかと思われた我が家の最大の危機を家族みんなの力で乗り切ることが出来ました。

むろん病院の先生のおかげもあります。そして娘が中学を卒業し、高校に入るときに実家に戻って母との同居が始まりました。

私は妻がまたうつ病になってしまうのではないかと警戒したのですが、全く問題なく同居をスタートすることが出来ました。

やれやれとほっとしました。

5.「眠る」ことの大切さを思う

こうして妻のうつ病を振り返ってみると、最初に症状が現れたのは不眠症でした。

そして妻が快復に向かったのは夜に眠れだしてからです。私は夜ちゃんと寝ることの重要性を改めて思い知りました。

眠れないことがうつ病の症状を悪化させ、それとは逆に眠れることがうつ病の回復を早めます。

妻の場合はいかに夜眠れるか、それが健康状態のバロメーターになっていました。母との同居生活を始めたとき、ぐっすり眠る妻を見て安心したのです。

ここまで長い文章で妻のうつ病について書いてきました。

私がここであなたに言いたいことは、やはり睡眠の大切さです。

夜眠れないことを決して軽く考えないで下さい。

一晩、二晩の睡眠不足ならともかく、2週間以上眠れない夜が続いたら要注意です。

場合によっては早めに専門医に診てもらう方がいいかも知れません。

あなたも私も、健康であり続けるためには質の高い睡眠を十分にとることが大事です。

睡眠なくして健康はあり得ません。不眠症はあなたの体や心の赤信号です。

今回は妻がうつ病で眠れなかった体験をご紹介しましたが、私自身も過去に眠れない体験や、夜中に目が覚めてしまう経験をしています。

よかったらそちらの体験記もご覧ください。もしもあなたが同じ悩みを持っていたら、お役に立てるかも知れません。

管理人注記(2017年7月6日)

妻はその後うつ病からほぼ脱出することが出来ました。軽い睡眠導入剤をお守り代わりに使っていますが、抗うつ剤は止めています。

それでもうつの症状は出ていません。

しかし・・・

2016年夏、妻は思わぬ大病を患い大変な目にあいました。やっとうつ病が治りかけていた時期にです。

本当に、この世に神様はいないと思いました。どこまで妻は苦しめばいいのか。

一時は余命宣告寸前だった妻も、何とか一命を取り止め、リハビリを行うまでに快復することが出来ました。

唯一の救いは、この大病のおかげでうつ病が完全に治ったことです。

別の病気に意識が集中してうつが治ることがあるのだと主治医に聞きました。

代わりに妻の看病疲れで私が眠れなくなってしまいました。

良かったらその体験記も読んでみて下さい。

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